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つながっても使えない? 2013年LTE電波最新事情、総まとめ

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この記事の所要時間: 912
公開日:2013年09月03日

2013年、au,softbank,docomoは、自社独自集計による電波のつながりやすさを強調し、各社ネットワークのアピール合戦をしてます。ちょっと誇大広告気味、実態を反映していないと思うのは筆者だけでしょうか?
独自に2013年電波最新事情としてまとめてみました。

人口カバー率の不思議

各社、必死に宣伝している人口カバー率。
これほど当てにならない指標はありません。auやソフトバンクでカバーエリアのサイトに訪問し検索してみると、両者とも97%以上となっていても地図を表示すると真っ白な部分が多いと思いませんか?

まさか人口カバー率97%と聞いて、自分の居住地がエリア外とは誰も思いません。

カバーされるのは、市区役所・町村役場付近のみ

そもそも人口カバー率には、からくりがあるのです。人口カバー率の算出は

人口カバー率 = 市町村の人口の合計 ÷ 国内総人口

市区役所・町村役場付近さえ電波が入れば、その市町村全体の人口が計算上参入されてしまいます。つまり、広い市町村ほど、電波の入らない地域が多いということです。
引用元:ウィキペディア

最近は、人口カバー率も算出法を改善している

最近は、人口カバー率の算出法も改善されており、全国を500メートルのメッシュに区切り個々のメッシュごとに圏内か圏外かを判定し、メッシュ内の人口を参入するということになってます。ただし、総務省の指導によれば、この方法を採用するのは、2013年7月以降に割り当てられる電波に適用するとのこと。
引用元:日本経済新聞

来年からはさらに実態にあった方式に

この人口カバー率の算出法に消費者センターに苦情問い合わせが多数寄せられているそうです、来年度からは人口カバー率の算出法も変更となりそう。総務省もやっと重い腰を上げるようです。
引用元:来年度から携帯『つながりやすさ』表示統一へ

人口カバー率97%以下は論外

また前に戻ってしまいますが、人口カバー率は上記のようなからくりにより真っ白なエリア地図が出来上がってしまうのはもうお分かりだと思います。そしてここにも、各キャリアのくふうがあります。各キャリアは、エリア地図を部分的にしか表示できないようにしているのです。
筆者も前々から日本全体を見たいと思っていたのですが、出てきました。ご覧になってください。

auプラチナバンドLTEエリアの拡大
画像を拡大表示する

 
予想はしていたものの、左側の97%の人口カバー率はほとんど真っ白な状態です。これではちょっと出かけただけで圏外となるのも当たり前です。

携帯はそもそも移動して使うのがメイン。こんな真っ白な地図で人口カバー率97%なんていうのは論外ですね。

LTEって本当に早いの?

現在データ通信の主流となったLTE。LTEという言葉を聞いたことのない読者はいないと思いますが、LTEはデータ通信に特化した高速通信規格。その高速性をあらわすために使われている75 or 112.5Mbps(メガビーピーエス)とかいう数字のマジック。一般家庭用の光通信のほとんどが100Mbpsですので、携帯(スマートフォン)のスピードもほぼこれに近づいたふうに見えます。一見、ものすごく早そうなLTEの実力はいかがでしょうか?

キャリアはMAXのパフォーマンスしか宣伝しない

前述の「LTE通信は光通信に近づいたのか?」についてはいかがでしょうか? 残念ながら一概に比較できないし、光通信以上のパフォーマンスは期待できません。

これはどうしてなのでしょうか?

LTEは、一般家庭用の光通信とは異なり移動しながらの通信用途が主です。光通信は一回開通してしまえばほぼ毎回一定のパフォーマンスを維持することができますが、LTEは加味すべき条件が非常に多くこれらすべてが最高の条件に整った場合にのみ、そのパフォーマンスを発揮します。そしてキャリアは最高の状態の場合を、論理値と断りながらも前面に押し出して宣伝します。

そのLTEに加味されるべき条件とは

  1. データ通信の最高スピードは、近くの基地局の設備で左右される
  2. 電波の強弱
  3. 同時に使用する近くの端末数
  4. 使用する端末の性能
加味条件1:データ通信の最高スピードは、近くの基地局の設備で左右される

最近、LTE通信の下り37.5Mbps(メガビーピーエス)という広告を見たことがありますか?
これは、LTE通信が出たばかりの頃の下りの通信速度(論理値)です。現在は、75Mbpsをメインとし、112,5Mbps、150Mbps、220Mbpsという数値が紙面を踊っています。いづれもLTEデータ通信の最高速度ですが、電波というのは周波数の他に、周波数帯域幅という概念があり、周波数帯域幅とは周波数を数本束ねて同時に使用する帯域のことです。水道ホースに例えれば、ホースの直径に相当します。太いホースの方が大量に水を流す事ができますよね。
周波数帯域幅には、5MHz/10MHz/15MHz/20MHzと4種類あります。この周波数帯域幅によりLTEの最高スピードは決定します。

周波数帯域幅 最高速度
5MHz 37.5Mbps
10MHz 75Mbps
15MHz 112.5Mbps
20MHz 150Mbps

 
これらの周波数帯域幅は、キャリアが勝手に使用することができません。周波数帯域幅はキャリア毎に免許制で運用されます。周波数はiphoneの場合2.1GHzに固定されていますが、auなりsoftbankなり複数の周波数帯域幅の免許を持っていれば、もしかすると近くの基地局が低い方の周波数帯域幅で稼動しているかもしれません。さらに近くの基地局がどの周波数帯域幅で運用されているか知るすべがないのです。以前は、iphoneのフィールドテストモードで捕らえている電波の周波数を調べることができましたが、フィールドテストモードのメニューも変更されており筆者はこの情報を持ち合わせておりません。(誰か知っている人がいたら教えてください)

加味条件2:電波の強弱

iphoneで使われている周波数2.1GHz帯(※)は、電波の直進性が強いことや壁等の貫通性が低くちょっとでも物陰になると電波が非常に弱くなります。電波が弱くなればそれだけ通信速度に影響してしまいます。電波の強弱でLTEの通信速度は数十分の一まで遅くなってしまいます(ちょっと大げさかも)。
※ソフトバンクは、ダブルLTEとしてイーモバイルの1.7GHz帯にも対応しています。

加味条件3:同時に使用する近くの端末数

これもモバイル通信ゆえの特性からなのですが、駅前やイベント会場など人ごみの中で使用すると通信速度は、やはり遅くなります。基地局の全体としてのパフォーマンスは一定ですので、これを何人かで使えばそれだけ遅くなるのは当たり前ですね。

加味条件4:使用する端末の性能

現行のiphone5であれば、端末の性能による制限はないのですが、今後100Mbps以上の通信速度になるとiphone5では対応できなくなります。今後112.5(110)Mbpsとか150Mbpsとかになると当然最高速度には到達できなくなります。これについては以下の記事を参考にしてください。
引用:iphone5の通信速度は112.5Mbpsに対応していない。最大100Mbps迄ということ知ってますか?

資料:LTE基地局免許数
以下の資料は、各キャリアの周波数別の基地局免許数をまとめています。iphoneで使用しているLTE基地局免許(周波数:2.1GHz)から見るとauは周波数帯幅が20MHz対応局が7局(たぶん予備免許)あるのに対して、ソフトバンクは10Mbpsまでです。ソフトバンクのLTEの最高速度は、論理値でも75Mbpsしか出ません。

キャリア別基地局免許数資料

画像を拡大表示する

データ出処:http://data.expressweb.jp/mobile/countof-lte/

 

LTEデータ通信の論理値は、最高の条件下の実現不可能な値

あなたはソフトバンクの電波に無理やり満足させられています!

意味がわからないタイトルですが、もしあなたのiphoneがいつもアンテナ1本しか立っていないとしたら、今後もソフトバンクを使い続けますか?

今ソフトバンクは、バンバン乗り換え割としてTVでCMを流して続けてます。バリバリ、バンバン!と連呼し、つながりやすさをアピールしてソフトバンクに勧誘してます。
これは、まったくのうそです。
このサイトで何度か掲載している資料ですが、実はソフトバンクのアンテナの5本以外は、auのiphoneのアンテナ1本に相当する電波強度
です。以下の資料のアンテナ4本の最高値101は、auの1本の最高値にほぼ一緒です。数値が小さい程電波が強いのですが、CDMA対応かWCDMA対応なのかでアップルがそうしているのかわからないのですが、auと同じ基準を採用すれば、ソフトバンクのiphoneはほぼ1本しかたっていない状態と考えられなくもないのです。

iphone電波強度

もし、次期iphoneが800MHzプラチナバンドLTEに対応したら?

9月10日発表になると《噂》の次期iphoneですが、auが主流としている800MHzバンドに対応して登場する可能性があります。前述した資料LTE無線基地局免許数でみると、auは約29,000局も開局済みです。対してソフトバンクは、電波割当さえないので、0です。これは、今のiphoneの力関係を大逆転するだけのパワーを持ってます。今、ソフトバンクは
米国スプリントを子会社化し世界第3位の巨大携帯会社になりました。海外ではソフトバンクの地位を保持するでしょうが、本拠地の日本では総崩れともなるリスクを抱えてます。

ソフトバンクでは、900MHzバンドを新規に割当を受けてますが、現在の使用者との調整中でこれらすべてが停止しないと段階的にしか基地局を開設することができない状態です。

今、ソフトバンク孫代表は、800MHzバンドを国内対応しないようにアップルと調整してることでしょう。800MHz対応するとしても数年先とし合わせて自社の900MHzにも同時対応するようになると思われます。

まとめ

いかがですか? 2013年電波事情総まとめ
これまでいかに企業ベースで携帯市場が形成されてきたか。筆者も執筆していてこれだけボリュームが出るとは思いませんでした。多少の思い込みがあり間違った記述があるかもしれませんが、来年以降は、これまでの姿勢をただし、正しくユーザーに情報を提供し、ユーザー自身が安心してキャリアを選択できるようになってほしいと思います。

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公開日:2013/09/03 カテゴリ:最新通信事情
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