2013年10月23日、最新「iPad Air」が発表になりました。「iPad Air」は従来とどこが変わったのでしょうか。
本日発表になった「iPad Air」は、初代iPadから第5世代目のiPadになり、最新のiOS7とともに使うことでさらに身近なものとなった感じです。これまでのiPad(4th)(以下iPad4と呼ぶ)の使い勝手と比べてみましょう。
これまでにないくらいに軽量・コンパクトに
iPadのようなデバイスは、持ち運ぶためには小さく軽い方が良いに決まってますが、名前のとおりサイズダウンと軽量化したのが最新の「iPad Air」です。
iPad(4th) | iPad Air | 差 | |
高さ | 241.2ミリ | 240ミリ | -1.2ミリ |
幅 | 185.7ミリ | 169.5ミリ | -16.2ミリ |
奥行き | 9.4ミリ | 7.5ミリ | -1.9ミリ |
重量 | 652g | 469g | -183g |
幅は、iPad4の185.7ミリに対してiPad Airは169.5ミリと横幅を16.2ミリもサイズダウン、さらに奥行きは、同9.4ミリから7.5ミリへ1.9ミリ薄くなりました。幅に関してはディスプレイのサイズ(9.7インチ)を変える事なく、両サイドの淵を細くすることにより実現、奥行きについては、これまでのタッチセンサーの厚さを70%もカットし469グラムと驚異的な薄さに仕上げました。
心臓部には、iPhone5Sと同じA7プロセッサーを採用
iPad Airの心臓部には、CPU処理速度とグラフィック描画速度をそれぞれ2倍にするA7プロセッサーを採用。また、加速度センサー等のデータを専用に処理するM7コプロセッサーも装備。M7プロセッサーの装備によりiPad Airの動作状況を監視し、無駄な消費電力を押さえます。だから、これよりも格段にスピードアップしても動作時間はこれまで通りに連続10時間を確保してます。
FaceTime(フロント)カメラの裏面照射センサーへ
フロントカメラは暗い部分もより明るく写せる裏面照射センサーを採用し、これまで以上により明るくあなたに表情をいきいきと映すことができるようになりました。
マイクのデュアル化
iPad Airは、マイクを2本装着し、聞きたい音と周辺の雑音を別々に拾い、雑音だけを除去してクリアな録音が可能です。これらはマイクを使うFiceTime通話やビデオ録画などの音声品質を向上させます。また、Siri等の場合は、より識別しやすくなります。
さらに高速通信へ
Wi-Fi
Wi-Fiには、アンテナを2本にしそれを有効に活用するMIMO(Multi Input Multi Output)を活用することにより最大300Mbpsの高速通信に対応。
4G/LTEの対応周波数を拡大
最近のTD-LTE方式を含め、従来よりも4G/LTEの対応周波数が増えています。ただし、TD-LTEは国内ではつかえません。
iPhotoやiMovieなどの高度編集ソフトも無料で使えます
これまでMacなどのディスクトップコンピュータで使っていた写真編集するiPhotoや動画編集するiMovie等のアプリが無料で使えるようになりましたので、自宅で簡単にiPad Airを使って、これらの編集が手軽にできるようになりました。また、無料で使えるようになったアプリには、ドキュメント作成するPages、表計算するNumbers,プレゼンテーション資料を作成するKeynote等も増えました。
あとがき
今回、事前に噂にあったゴールド色や指紋認証(Touch ID)の搭載はなかったのですが、A7プロセッサーの搭載やポータビリティーの向上でさらに魅力を増した「iPad Air」は購入すべき1台であると思います。なお、日本での発売は11月1日となってます。まだ予約方法やセルラーモデルの販売詳細が決まっていない状態ですが、こちらのサイトで随時お知らせしていきたいと思います。
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