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iPhoneのコンパスがほとんど狂っている事実
iPhoneやiPadにはデジタルコンパスが内蔵されており、これで方角を表示しています。 最近、アップルの「マップ」や「Google Maps」等地図系のアプリをつかっていて気がついたのは、家の中だとほとんど狂い放しの状態だということです。これまで購入した時に多少つかってみたものの、これほどデジタルコンパスが微妙で繊細だとは思いませんでした。北の方向を調べてみると180°ずれて真反対を示していることがあれば、通常でも±20~30°は常時ズレています。磁気の影響?
デジタルコンパスは、内蔵されている磁気センサーで磁気を検出して北の方角を調べていますが、この磁気センサーが近くの金属や電子機器の発生する磁場に影響され狂ってしまうのが原因のようです。 どのような場所で磁気センサーが狂うのか原因をまとめてみると- ビルや建物の中
- 家電製品のそば(特に電子レンジやスピーカーなどは強力な磁場を発生させます)
- 車や電車の中(金属製の中では磁場を検出しにくい)
- 磁石のそば(気がつかないのが、バックの留め具などに磁石が利用されている場合があります)
対処方法
対処方法としては、原因となっている状況を回避するほかなくひたすら場所を変えてみるしかないのですが、そうばっかりはいってられません。 どうやったら正常に戻るか戻せるかですが、いくつか方法があります。- iPhoneを再起動してみる
- 位置情報サービスの利用を切り替えてみる
- コンパスの干渉補正機能を使う
1.iPhoneを再起動してみる
iPhoneを再起動してみるという方法は、ほとんどのトラブル場合に有効なオールマイティな対処方法です。デジタルコンパスが狂っている場合にも使えます。2.位置情報サービスの利用を切り替える
iPhoneのデジタルコンパスも磁気センサー以外に、位置情報サービスを利用しています。これを一度、”許可しない“から再度”このAppの使用中のみに許可“に切り替えてみるという操作を何度か繰り返すと正常に戻すことが可能です。3.コンパスの干渉補正機能
コンパスの干渉補正は、最新のiPhone7にも装着されていますがボタンで呼び出せるようなものではなくiPhone自身が異常を検出した場合に起動されるものなので滅多にお目にかかれません。上記の位置情報サービスを切り替えた直後にちらっとみることはできるものの、すぐに消えてしまいます。ネット上の情報によれば、強力な磁石などのそばにおいてわざと狂わすと表示されるとの情報もありますが、そこまでしなくても、いいかなと思います。 ちなみに、干渉補正は以下のようなものです。 補正のしかたは、画面上に説明があるとおりiPhoneを傾けて円の中の赤い球がぐるっと一周すると補正が終了します。参考:マニュアルにはコンパスは信頼するなって!
ちなみに、iPhoneユーザガイド(ios10,2017年版)には、”正確な位置、近接、距離、または方向を特定するときには信頼しないでください”と書いてあるの知ってます? 無責任だと思いつつこれだけ外部に影響されるとルート案内中に事故を起こしかねないと思いますね。重要: コンパスの正確さは、磁気的な妨害や環境的な妨害によって悪影響を受けることがあります。iPhone のイアバッドに含まれる磁石が、ずれの原因になる場合もあります。デジタルコンパスは、基本的なナビゲーションを支援する目的でのみ使用してください。正確な位置、近接、距離、または方向を特定するときには信頼しないでください。