iPhoneの着信ををオリジナルに変えたいって思ったら、この記事を参考に自分だけのオリジナル着信音をつくってください。以前は作れたけどiTunesバージョン12になったらわからなくなってしまったという方もこの記事が参考になると思います。
iPhoneのオリジナル着信音を作成するには、パソコンのiTunesが必要です。iPhoneのバックアップにいつも使っているよという方なら比較的簡単に作ることができます。基本的な原理は、iTunesにはいっている音楽から好きな部分を最大40秒間クリップしてAACバージョンで作ったのを、ファイル拡張子を変えてm4rと変更すればiTunesは着信音として認識してくれます。後はこれをiPhoneと同期すればいいわけです。
使用環境
今回オリジナル着信音を作成に使用した環境は以下の通りです。
作成日:2017年6月2日
iTunesバージョン:12.5.3.17
パソコン:Windows10
iPhone7
作業手順
今回紹介する作業手順は、最初に着信音の音質を決めるサンプリングレートを128kbps(高音質)に設定、次に着信音にするベースの音楽からクリップする40秒間の開始と終了を決めAACバージョンで着信音のファイルを作ります。作成したファイルは、拡張子をm4aからm4rに変更し、iTunesに強制的に再生させます。この再生させる時にiTunesは着信音として認識することになります。
iTunes12でAACバージョン作成がどっかに行っちゃった?
これまで1回でも着信音作成にチャレンジした方ならわかると思いますが、着信作成途中にベースとなる音楽を右クリックするとポップアップメニューに「AACバージョンを作成」という項目があったのですが、iTunes12になってからこの項目が無くなってしまいました。これは一番大事な部分で、ベースとなる音楽から指定した部分の40秒間をクリップして着信音ファイル本体をつくる作業です。これがなくなったのでいろんな権利関係から着信音はつくれなくなったのかと思ったのですが、今回後で紹介するようにメインメニューの → に残っていました。これで最新iTunes12でもオリジナル着信音画作れることがわかりました。
オリジナル着信音を作ろう!
着信音の音質を設定
着信音の実際の作業に入る前に、準備として着信音の音質を決めるサンプリングレートを128kbps(高音質)に設定します。これは、itunesのメインメニューの
→ → からおこないます。以下の画面にならって設定画面を表示させてください。
設定画面は表示できましたか? iTunesの設定画面は、一般、再生、共有(以下省略)と8つのタブメニューが並んでいますが、一番左端の一般(下図では①の部分)を選んで、次にインポート設定(下図では②の部分)がボタンとなっていますので、これをクリックしてください。
画面が変わり、赤枠の内容のとおり「高音質(128kbps)」に設定してください。
これで音質の設定は以上です。
別にこの設定をまちがったとしても、着信音は作れますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
着信音部分をクリップして作成する
さて、ここから着信音本体ファイルを作っていきます。
まず、iTunesはミュージックライブラリーを表示させてください。これは以下の画面のとおり左上にあるiPhoneのアイコンの左側のコンボボックスをミュージックになるように選択します。一覧表示されたミュージックからベースとなる音楽を選びます。今回は、図にあるようにHistory_main_off.mp3が作成対象のベース音楽ファイルです。
History_main_off.mp3の上でマウスを右クリックし、表示されたポップアップメニューから「プロパティ」を選んでください
ここで、中断のタブメニューから①オプションを選び、次に②の部分であるクリップする開始時間と終了時間を入力します。この時iPhoneに設定できる着信音の長さは最大40秒間なのでこれをオーバーしないように設定してください。
次は、今指定した区間の音楽をクリップしてAACバージョン形式でファイルにはき出させます。作業は、図にあるように → → の順番にマウスで選択していきます。
すると、iTuesのミュージック一覧には以下の通り新規に作成されたAACバージョン形式でファイルバージョンファイルが表示されます。この際ファイル名が一緒なのでわかりにくいかもしれませんが、時間のところで区別することが出来ます。
新規作成された音楽ファイルの上で、マウスの右クリックをするとご覧のとおり「Windowsエクスプローラで表示」というメニューを選択してください。
エクスプローラが起動して、iTunesと同じような形式でファイルが表示されますので、これをもう一度右クリックして名前変更というメニューで、ファイル拡張子をm4aからm4rに変更してください。下図はまだm4aであることに注意。これで着信音ファイルの作成は以上です。
作成したオリジナル着信音ファイルを強制的にiTunesに読み込ませる
通常、エクスプローラ上でファイルをダブるクリックするとそのファイルに対応したディフォルトのプログラムを起動してくれるのですが、今変更したm4rファイルのディフォルトプログラムがiTunesでない場合以下の手順で、強制的にiTunesに読み込ませることができます。
作成したオリジナル着信音ファイル(m4r)の上でマウスの右クリックし、以下の画面のように
すると以下の画面のように表示が変わりますので、まず①iTunesプログラムを選択。次に「常にこのアプリを使って.m4rを開く」のところにチェックを入れてください(下図②の部分)。最後にOKボタンを押して確定します。
以上の作業で、m4r着信ファイルを強制的にiTunesで開くように設定ができましたので、エクスプローラに表示されたHistory_main_off.m4rファイルをダブルクリックして、iTunesが起動すれば着信音として認識しているはずです。さっそく、自分だけのオリジナル着信音をたくさん作成して、iPhoneにいれてみてください。
以上