アップルとクアルコムの訴訟問題、全面和解

4月16日、アップルとクアルコムが全面和解し、世界中で提起されていた訴訟問題がすべて解決された。この間アップルは、次世代通信となる5Gチップの供給が滞り、既に他社では開始されているiPhoneの5G対応が大幅に遅れる結果となった。

アップルがクアルコムに和解金を支払う

和解内容は、アップルがこれまで停止したいたライセンス料として、おおよそ45億ドルから47億ドルの和解金をクアルコムに支払うとともに、今後6年間の長期のライセンス契約を結ぶとともに、複数年のチップセット供給で合意した。和解後クアルコムの株価は23%も急伸した。

訴訟問題の発端

今回の訴訟問題の発端は、2017年1月17日にアップルが、Qualcommの要求する特許料が不当に高すぎるとして、FTC(アメリカ連邦取引委員会)に提訴したのがそもそもの発端。対し、クアルコムは、旧iPhone製品に特許侵害があったとして、海外で輸入差し止めの裁判を起こした。実際に中国やドイツでは、一部のiPhone製品に販売禁止となった。

徐々にQualcommのモデムチップの比率を引き下げ

2017年に提訴してから、それまでモデムチップはすべてQualcommから購入していましたが、インテルとの2社供給体制となり、昨年のiPhoneXS/XRについてはQualcommは採用されませんでした。アップルは長期戦を覚悟していたようですが、次期通信規格の5Gモデムチップ開発でその計画が頓挫してしまいました。インテルによる5Gチップの開発が遅れた上に、来年のiPhoneにも間に合いそうもな観測が出始める始末。インテルはその後開発チームを解散し開発プロジェクトそのものの中止に至ります。そんな状況に前後して、アップルの電撃的なQualcommとの和解がニュースとして飛び込んだのです。

アップルも5G開発の後半では、自社で技術者を採用し自社開発の道もさくっていたようですが、結局断念し、Qualcommに多大な和解金を支払って、全面和解するようになりました。

アップルの全面的な負け?

どこからどう見ても,今回の和解はアップルの全面的な負けを意味します。結局次期5Gチップが開発できなかったのだから仕方ありません。アップルは5G搭載のiPhoneを2020年の予定でした。しかしiPhoneの新製品は9月発売です。ということは来年の東京オリンピックに間に合いません。前述したとおり世界では既に5Gスマートフォンが発売されており、日本でも今年中には試験運用が始まり、来年春には商用開始です。東京オリンピックでは5Gスマートフォンが大活躍することでしょう。また、5Gの超高速、低遅延というメリットは、車の自動運転にはかかせない。車の自動運転の来年の目玉です。アップルは間に合ったのでしょうか?もう既に、棺桶に一歩踏み入れてしまったのかもしれません。心配ですね。

今年の新型iPhoneがまさかの5G対応とか・・・

以上

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