昨日お知らせしたiphoneメッセージアプリが特定の文字列を受け取ると再起動が起きるtという問題の詳細がわかりました。
この問題は、「iOSやメッセージアプリの不具合によって、ある特定のメッセージを受信した際にiphoneがクラッシュしたり再起動をしてしまう」といもので、iPhone同士で発生するものです。
特定の文字列とは、上記のようなeffective~で始まるunicodeを含んだ文字列で、ほとんど日常には発生しない文字です。
不具合を再現
ITmediaさんがこの不具合の再現実験しました。「evective~」の文字列を自分のメールアドレスに送信したところ、受信したiphoneは直後に白バックの背景に黒のアップルマークを表示し再起動の後、ロック画面に戻った。続けてメッセージアプリを起動すると真っ白な画面を表示し、メッセージアプリはそのままフリーズ。ホームボタンをすばやく2度押ししてアプリの切替は可能だったので、完全にiphoneが動かないという状態ではなかったという事です。
通知スタイルをバナー以外に設定することで回避できる
この不具合の原因は、ロック画面の通知バナーに関係していることが判明しており、ロック画面の通知をオフにするか通知スタイルをバナー表示以外にすることで回避出来ます。以下の画面のとおり、ホーム画面から[設定]>[メッセージ]と進み、ロック画面の表示をオフまたは、通知スタイルをバナー以外に設定します。

アップルも認識、暫定的処置を示す
この問題は既にアップルも認識しており、修復するまでの暫定的な処置をサポートドキュメントとして公開してます。
- Siriに対し、「未読メッセージを読むように」と話す
- 悪意のあるメッセージに対して、Siriを使って返信をする。そうすれば、再びメッセージを開くことが可能となる。
- 左スワイプでメッセージのスレッド全体を消すことができる。個別のメッセージのみ削除したい場合は、該当のメッセージを長押しし、「その他」をタップしてスレッドから削除する。
海外メディアでも再現動画を公開
実際に再起動する場面が、海外メディア「iClarified」から紹介されています。以下の動画で確認してください。
例によって、アップルのアップデートはしばらく時間が掛かりそうです。メッセージはメールアドレスか電話番号を知っていれば誰からでも送ることが出来ます。この不具合は個人情報漏洩などの重大バグではありませんが、愉快犯による迷惑行為を受ける事もありそうなので、もし事前に対策する場合は上記の方法にて回避しておいてください。