iOS9を代表するバッテリーの稼働時間の延長
iOS9はiPhone4s以降に対応しますが、これらユーザ全体で恩恵を受けることができるのが、このバッテリー稼働時間の延長でしょう。アップデートするだけでこれまでよりも約1時間のびるという事です。 さらに以下のように設定画面にバッテリーメニューが増えました。これはなにを設定するのかというと、外出中など緊急的にバッテリーを少しでも延長したい場合に、メールの取得、Appのバックアップ更新、自動ダウンロード、ビジュアルエフェクト等の不必要な作業を止め、バッテリーを最大3時間伸ばす低電力モードを設定することが出来ます。
もっともわかりやすいメモアプリの変更
新しいメモアプリは、手書き文字入力ができる、箇条書きを簡単に作成、写真が添付できるようになり、メモ内容が充実しました。この手の先駆的なEvernoteアプリにはかないませんが、これまでよりは断然進歩した感じです。このため最初にメモアプリを起動するとデータ変換処理がおこなわれます。
マルチタスク画面のイメージ変更
バックグランドにあるアプリを選択したり不要なアプリを停止するマルチタスク画面のイメージがかわりました。ホームボタンを2回押すと出てくる画面です。これまでは、よく使う連絡先とともにタイル上にアプリの一覧が表示されましたが、起動中のアプリのみをオーバーラップし表示を広くみせるような形になりました。アプリアイコンが上部に移り個人的には判別と操作性では以前の方がよさそうな気がします。
Spotlight検索がより進化
Spotlight検索は、これまで画面上部から引き出して使うものでしたが以前のようにホーム画面の左側に移され、その検索内容は、iPhoneのデータやアプリにも対応するようになりました。もちろんWeb上のデータも検索されます。アプリ対応した例を挙げると電車や飛行機の時刻表やスポーツの結果まで表示されます。(日本ではまだまだ先の事になると思います)
英語キーボードの小文字入力がわかりやすく
これまで英語キーボードのキャピタライズ(大文字/小文字の切替状態)は、シフトキーの色だけでしたが、表示されるキートップも小文字に変化するようになり、小文字入力がわかりやすくなっています。
↑ ↓
通知の順番が変更できるように
通知の順番はこれまでアプリ毎にしか表示してなかったのですが、今回設定画面によりアプリ毎にするのか新着順にするのか選べるようになりました。
パスコードの標準の長さを6桁に
iOS8まではパスコードの長さの標準は4桁でより複雑な桁数もオプションで対応していましたが、iOS9のパスコードの標準の長さは6桁に拡張されました。
移動前のアプリの戻るのが簡単に
iphoneを操作する場合アプリ間連携で今見ている画面から別アプリを起動する場合がありましたが、この場合画面に左上に「戻るメニュー」が追加され、簡単に元のアプリに戻る事が出来るようになりました。iphoneのようなデバイスの場合、ひとつひとつのアプリは専用化されており何かしようとした場合に別アプリを起動する場面はよくあることで、これまでにようにマルチタスク画面に切り替えなければならないという煩わしさが解消します。