
セキュリティーのために部品交換したかどうかを厳重にチェック
Touch IDで登録された指紋などのセキュリティーデータは、一切外部には送信されず、iPhoneの内部に厳重に保存されており、アップルでさえもこのデータにアクセスすることができないようになっています。このセキュリティーデータ、登録に際し使用されたTouch IDとペアでアクセスできるようになっており、もしTouch IDが交換された場合にもアクセスできないようになっています。もし交換されたTouch IDでアクセスできると指紋の再登録が可能でセキュリティー上問題が発生します(この仕組みはSecure Enclaveといいます)。アップルストア等の正規ショップでは、修理の際に再度ペアリングを再設定するので問題は発生しませんが、非正規ショップの場合はこのペリングの再設定ができないので、iOS9へのアップデート時にエラーが発生する仕組みです。なぜiOS9で発生するかというとこのSecure EnclaveがiOS9で強化されたことによります。エラー53を避けるには唯一iOS9にアップデートしないこと
この現象は、Phone6とiPhone6 Plusで確認されていますが、Touch IDが搭載されたiPhone5Sでも発生する可能性があります。もしホームボタンを修理した経験がある場合でまだiOS8の場合は、iOS9にアップデートしないのがなによりの回避策になります。まちがっても試しついでに安易な気持ちでiOS9にアップデートしてはいけません。二度とつかえなくなってしまいますよ!
(via TechCrunch日本語)