iPhone7Plusを購入する前にちょっと注意してください。iPhone7Plusの32Gモデルのみメモリーの書き込み速度が異様に遅いのではないかというテスト結果が報告されています。
入手間近も要注意
10月も半ばになりiPhone7の在庫も改善、まもなく入手できそうだという方も増えているのではないでしょうか? でもちょっと待ってください。ここにきてiPhone7Plus 32Gモデルのみ処理が遅いというテスト結果があります。ケースによってはiPhone6Plusよりも遅いということもありそうです。
メモリーテスト
以下は、GSMArenaが独自に行なったテスト結果でご覧にように、Basemark OS II Memoryが839という同じiPhone7 128Gモデルの半分以下の結果となっています。Basemark OS II は、Rightwareのモバイル用のベンチマークテストです(参考:ITMedia)。
詳細を見ると、ストレージの読込速度はiPhone6Plusと同程度ですが、書き込み速度については39.6Mbyte/sとiPhone7のほぼ1割程度、iPhone6に比べても2割ぐらいにしかなっていません。
Storage test | iPhone 6s Plus 64GB | iPhone 7 128GB | iPhone 7 Plus 32GB |
---|---|---|---|
Basemark OS II Memory | 1422 | 1721 | 839 |
PassMark Disk Mark | 54557 | 69616 | 43668 |
PassMark Storage Write | 200.6 Mbyte/s | 308 Mbyte/s | 39.6 Mbyte/s |
PassMark Storage Read | 628 Mbyte/s | 926 Mbyte/s | 691 Mbyte/s |
5min 4K video copy | 1:00min | 0:17min | 0:52min |
メモリー供給の問題か?
アップルは同じ部品でも別々のメーカーに分けて発注することがあります。以前、iPhone6SのA9チップがサムスン製よりTSMC製がバッテリー駆動時間が短いという「チップゲート問題」が発生したことがあります。詳細はあきらかではありませんが、iPhone7のメモリーチップが複数から供給されていることも考えられます。供給体制が明らかでないので、たまたまiPhone7Plus 32Gモデルが発覚したのか、これ以外にあるのかもわかりません。今後の情報に注意したいところです。