アップルの指紋認証「Touch ID」はとても便利に使わせてもらっています。一度使うとどのくらい頻繁使っているかわかります。そのTouch IDについてもう少し知識を深めてみましょう!
そもそもTouch IDとは?
Touch IDはiPhone 5S以降のデバイスのホームボタンに内蔵された指紋認証の事です。ホームボタンは、ダイアモンドの次に堅いサファイアクリスタルで覆われその下に「容量性センサー」を備え、タッチされた指の指紋を500ppiの解像度で画像化して認識します。
Touch ID搭載のデバイス
現時点でTouch IDを搭載しているデバイスは、iPhone5S以降発売のiPhoneやiPadでiPhone5SEを除きます。
搭載デバイス一覧
- iPhone5S/iPhone6/iPhone6Plus/iPhone6S/iPhone6SPlus/iPhone7/iPhone7Plus/iPhone8/iPhone8Plus
- iPad Air2/9.7インチ/10.2インチのiPad Pro9.7/10.5/12.9インチのiPad Pro(~第2世代),iPad Air(第3世代)
- iPad mini3/iPad mini4/iPad mini5
※11インチや第3世代(2018年10月発売)以降の12.9インチiPad Proは除く (2020年7月更新)
Touch IDのセキュリティ
登録された指紋データは、iPhoneのAxチップのセキュリティ領域に暗号化して保存されており、アップルのサーバやiCloudにもアップロードされないので一切外部に漏れることはありません。
指紋データは複数登録する必要がある?
Touch IDは左右5本までの指紋を登録することができます。指紋はまさか親指だけ登録している方はまれだと思いますが、水に濡れた指やけがした場合にもこれを判別して拒否しますので、必ず複数の指を登録するようにしてください。
指紋認証の使い道
Touch IDはパスワードの変わりに使いますが、執筆(2016年10月)時点では、iPhoneのロック解除、iTunes StoreやApp Storeでの利用、iPhone6以降のデバイスでは、Apple Payの決済にも利用できます。Touch IDのAPIはiOS8でサードパーティーに解放されていますので、今後もTouch IDに対応したアプリが普及していくものと思われます。
Touch IDが使えなくなるケース
Touch IDで一度でも認証をおこなうと引き続きパスワード入力の変わりに利用することができますが、次のようなケースではパスワードの入力が必要となります。
- デバイスを再起動した直後
- 指紋が 5 回続けて認識されなかった場合
- デバイスを 48 時間以上ロック解除していない場合
- 指紋を登録または削除したばかりの場合
- 「設定」メニューの「Touch ID とパスコード」を開くとき
参考文献