iosのバージョンを前のバージョンに戻したい時があります。どうすればバージョンを戻せるかやり方を解説します。
iOSのバージョンアップ後に、不具合や動かないアプリがあることに気づいた場合に、前のバージョンにもどしたいと思うことありませんか? ここに書いたiOSバージョンのダウングレードはアップルも認めている正式なものなので、iPhoneのバックアップはパソコンにやっているという方は、そんなに難しくなくおこなう事ができます(私も2,3度やっていますが、トラブルにあってません)。さて、バージョンを戻すには、iosファームウェア(IPSW)※1が無ければなりません。アップルは、バージョンアップ後しばらくこの前バージョンのIPSWを正式にダウンロード可能にしていますので、この期間であればいつでも前バージョンに戻す事ができるのです。バージョンを戻す場合には、最初に対象となるiPhoneの機種IDを調べなければなりません。
※1:正式にはAppleデバイス更新プログラムといいます。
機種IDの調べ方
機種IDの調べるには、以下のようにパソコンのiTunesで調べます(対象となるiPhoneはUSB接続しておいてください)。
iPhoneデバイスの概要を表示して、シリアル番号(下図の赤矢印のところ、既に機種IDを表示しています)のところを、3回マウスでクリックすると、
シリアル番号→UDID→ECID→機種IDの順に表示が変わり機種IDを調べることができます。
ipswファイルのダウンロード
ipswファイルのダウンロードは、Appleデベロッパーページからダウンロードするのが一番ですが、私の場合は署名確認ページからダウンロードしました。こちらのページだと相当古いバージョンのファイルがありますが、現在使用可能(○が付いているやつ)なipswファイルを機種別にダウンロードが可能なので、とても使いやすいと思います。ダウンロードするには、前項で調べた機種IDに合ったものをダウンロードしてください。
正しいiosファームウェア(IPSW)ファイルの選択
下図のとおり、機種名の隣にある数字が機種idです。機種名をクリックし次のページに進みましょう。
ダウングレードしたいosのバージョンをクリックしダウンロードを始めます。署名欄が×になっているファイルはダウンロードできません。
iOSダウングレードの実行
iPhoneは、パソコンとUSB接続されていますか?
①iPhoneを探すをオフにしてください(設定→iCloud→iPhoneを探すをオフに) ②iTunesを起動 ③iPhoneをUSBで接続してリカバリーモードで起動し直してください。 ④iTunesが復元モードに画面が切り替わります。
とりあえず、ここまでの手順を実行してください。
リカバリーモードでiPhoneが起動されるとiTunesはこれを検知して、復元ダイアログを表示します。確認してOKボタンをクリック
次にiOSファームウェアファイルを指定します。画面上にある”iPhoneを復元”ボタンをキーボードのShiftキーを押しながらマウスで左クリックします。
下記のファイルダイアログが表示されたら、先ほどダウンロードしたiOSファームウェアファイルを選択し、”開く”ボタンをクリック。
復元中は以下のダイアログ表示をおこないます。復元ボタンをクリックしてください。
しばらくiPhoneの更新がおこなわれていますが、終了するとiTunes上での画面が次ぎの復元するバックアップの選択画面に変わります。復元するバックアップの内容を確認して、”続ける”をクリックしてください。
復元するバックアップはパスワードでほごされていますので、パスワードを入力してください(パスワード付きでバックアップをしないとiPhoneの完全バックアップにはなりません)。
復元中には、以下の画面が表示されますが、復元の終了(iTunesのホーム画面に戻るまで)を待つようにしてください。
以上で、iOSのバージョンをダウングレードする方法は完了です。