「Siriショートカット」が非常にわかりにくい。このSiriショートカットの使い方を解説します。
機能はだれでもわかるが操作がわかりにくい
Siriショートカットとはなんぞやと聞かれて、うまく説明できない人はあまりいない。ただどうやって使うのかを説明できる人はいない。
まずは、Siriショートカットの説明
Siriショートカットとは、一連の操作を登録してSiriに登録したフレーズで呼び出さすことができる機能、または登録フレーズそのものを言います。
iphoneに自動的に何かやらせたい時は、この『ショートカット』を使います。
とりあえず、一番最近におこなった操作にショートカットをつけて呼び出してみようと思います。
Siriショートカット簡単操作Siri
Siriショートカットの登録
ショートカットの登録は、設定アプリの「Siriと検索」メニューにある”ショートカット候補”セクションに挙げられている操作にオリジナルフレーズをつけて呼び出すことができます。
早速試してみましょう。まずはホーム画面より設定アプリを開きましょう。
設定アプリを開いたところが左図です。下方向にスクロールすると”Siriと検索”メニューが表示されますのでこれをクリック(中図)。するとiOS11までなかった”ショートカット候補”というセクションが表示されているのがわかります(右図)。
このショートカット候補セクション内に表示されている各操作に、ショートカットをつけることが出来ます。ここではちょっと前に操作した”Yahoo!ニュースアプリを開く”という操作が表示されていますので、これにショートカットをつけてみましょう。これをクリックしてみてください(左図)。次の画面で、画面中央下にある赤いボタンをおしてなにかこの操作が連想しやすそうなフレーズで登録してください(右図)。ここでは、操作名に表示されている”Yahoo!ニュースを開く”という感じで登録してみました。
今、登録したフレーズがまちがいないか確認してください(左図)。これが”てにをは”がまちがっているとかフレーズが少しでも違うとSiriが理解してくれません。
まちがいがなければ、右上に表示されている「完了」ボタンを押してください。最後に表示されたマイショートカットという画面の最上部に今登録したショートカットが表示されています(右図)。
Siriショートカットの修正
一度ショートカットとして登録したフレーズは、必要に応じて修正することが可能です。
今、ショートカットを登録しましたので、設定 > と選択して表示されたSiriと検索画面の一番上には、新しく「マイショートカット」というメニューが表示されていると思います。これをまず選択してください(左図)。登録したショートカット一覧が表示されますので、該当のショートカット上でタップ(中図)。画面中央の「フレーズを再録音」を選択してもう一度録音しなおしてください(右図)。
Siriショートカットの削除
削除するのも同様に、Siriと検索画面の最上端にあるマイショートカットを選択(左図)。削除するショートカットを見つけ、左にフリックします。あまり勢いよくフリックすると例に示した画像のように削除ボタンが表示されずに、即刻削除されてしまいますので、気をつけてください(右図)。
ショートカットアプリ編
ショートカットというアプリを使うともっと複雑なことができます。たとえば、
- トップニュースを新しい記事から選択して表示する
- 勤務先に到着した時に通知するリマインダー作成
- 半径を指定して近くのコーヒーショップ・ガソリンスタンド等を検索・道案内する
- 入力またはクリップボードから複数のリンクを開く
等、これまで何回か操作してやっと辿りついたオペレーショーンの自動化することが出来ます。
途中、リストから選択したりエラーの表示をしたりちょっとしたロジックを組み込むこともできます。
ショートカットアプリは純正アプリ
「ショートカットアプリ」は、アップル社製の純正アプリで、自分でAppStoreからインストールしなければなりません。
これ以後の説明にはショートカットアプリが必要ですので、下記のAppStoreのリンクでダウンロード&インストールしてください。
ショートカットアプリの説明
ショートカットアプリを起動すると以下のような画面が表示されます。図示したように画面は以下のとおり6つの領域やボタンから構成され、オリジナルなショートカットを作成するために使います。
ここで最初に説明しなければならないのが、④から⑥の部分で、
④は、自分で作ったショートカットが表示されます。たぶん初めての起動ですから、新しいショートカットを作るための、ショートカットを作成ボタンのみが表示されていると思います。また、ショートカットを編集したり削除したりするのもここのショートカットボタンでおこないます。
ショートカットアプリは、自分で作ったショートカットを保存しておくライブラリーと、ギャラリーといって、あらかじめお手本となるショートカット集がありますので、これを再利用して、必要な部分のみ変更することが出来ます。このための切り替えのボタンが、⑤であり⑥のボタンになります。
ギャラリーの使い方
ちょっとギャラリーをつかってみましょうか? 先ほどの画面から”ギャラリー”ボタンを選択してください。
例題として、「トップニュースをブラウズ」というショートカットを見たいので、検索欄に”ニュース”と入力してみる。
はい、検索できましたのでクリックして選択します。
この画面の下側にある
- ショートカットを使う
- アクションを表示
は重要です。
「ショートカットを使う」は、ギャラリーを引用してショートカットを使う場合に選択します。選択したショートカットは、ライブラリーにコピーされ編集して使う事が出来ます。
「アクションを表示」は、ショートカットの内容を表示することが出来、どのように作られているかわかります。
ココでは、「アクションを表示」を選択して、「トップニュースをブラウズ」どのように組み立てられているか見ることにしましょう。
「トップニュースをブラウズ」の中身
先の画面で、「アクションを表示」を選択しましたね。
「トップニュースをブラウズ」は次のようなアクションを順番に実行します。
ニュースサイトメニューを選択
画面には次のように表示されていると思います。画面上には、登録されているニュースサイトが5つ見られます(図左)。自分用にカスタマイズする場合はこれを、Yahoo!ニュースやNHK WEBニュースなどのサイトに変更すればいいですね。画面を下方向にスクロールすると、これらの登録しているニュースサイトのサイト名とRSSが記述されているのがわかりますね。(図中)。
これを実行すると、5つのニュースサイトのメニューが表示し、どれかを選択するよう②なります(図右)。
RSS配信から項目を取得以降の作業(1)
次の作業がこれらのニュースサイトからRSS配信を取得する事です(図左の①)。RSSをどのように表示するかも決めなければなりません(図左の②)。次のリストから選択は、Techmeme、ニューヨークタイムズ、CNN、NPRらのニュースサイトをリストとして表示し、どのニュースサイトにするか選択するためのものです(図右③)。
ここまでのアクションで、ニューヨークタイムズのRSS表示が以下のように表示されます。
最後に、選択されたRSSの「URLを開く」というアクションを最後に定義して終了です。