iPhoneの標準カレンダー? 案外賢いんですよ。意外とみんな知らないだけでこれを使ってみればきっとあなたも使いたくなる。そんな10個のTipsを紹介します。
カレンダーほど身近なアプリはありませんね。いろんな使ってみたいカレンダーアプリがたくさんありますが、でも外せないのがこのiPhone標準カレンダーとGoogleカレンダーかな。どうせなら賢くつかってみませんか?
対象のバージョンにご注意ください。
対象となったアプリは、iOS12.1.4に搭載してあるiPhone標準カレンダーです。バージョンにより下記にしめした画面イメージが異なることがあります。あらかじめご了承ください。
週の始まりを日曜から変更する
iPhoneの標準カレンダーは、初期状態だと日曜日が週の始まりとして表示されますが、好きなまたは使いやすい曜日を、“週の始まりの曜日”に設定することが出来ます。月曜日ならず火曜日でも土曜日にでもできます。やり方は、 > > とすると、下図のように設定したい曜日にチェックを入れるようにします。
複数の別のカレンダーを作成する
iPhone標準カレンダーは、複数作ることができます。またそれぞれのカレンダーは色分けして表示することができるので、とてもわかりやすい。
では、自分が所属している草野球のチーム用にスケジュールを追加する方法をみてみよう。
まずは、カレンダーのホーム画面より画面下部真ん中にある「カレンダー」ボタンをタップする(左図)。これまでに作成したカレンダーや同期しているグーグルのカレンダーなどの一覧を表示する画面になりますが、画面下部、左端にある「カレンダーを追加」ボタンをタップ(中図)。カレンダー追加画面になったら、追加するカレンダー名の入力および表示するカラーを選択する(右図の①および②)。
※右図は音声入力を使ったため波形が表示されています。
右上の完了ボタンをタップして、カレンダー一覧表示に戻ると今作った「草野球チームカレンダー」が確認できます(左図)。このカレンダーに新しい予定を入れる場合は、通常通り予定入力画面中程にあるカレンダーという項目のところ(プライベートと表示されている部分です)に、「草野球チームカレンダー」を選択するためタップします(中図および右図)。
草野球チームカレンダーに試合予定を入れてみました。また試合後、別のカレンダー:プライベートに懇親会の予定も入れて表示したのが下記の画面です。別々の色にわけられているので一目で分かりますね。
天気を自動で入力
予定を組む場合、天気アプリとの間をいったりきたり、とても面倒ですね。1週間先までの天気ならカレンダーで自動表示する事が出来ます。まずは、iCal天気 – Weather HacksサイトをiPhoneのサファリで開いてください。
URL:http://weather.livedoor.com/weather_hacks/ical
または、下記の2次元バーコードをカメラで読み取ってください
表示はスマートフォン用のモバイル表示ではなく、PC用のディスクトップ用サイトを表示(重要)しなければなりません。
やり方は、サファリブラウザのURL欄の右端にある「更新」ボタンを長押しして、“デスクトップ用サイトを表示”を選択します。
- 更新ボタンを長押しする
- 表示されたメニューから”デスクトップ用サイトを表示”を選ぶ
デスクトップ表示にすると表示がかわり、地域とそのデータが表示されますので、右端のWebCal方式という部分をタップしてデータの取込をおこないます。下記の例は、東京のデータを取り込もうとした場合です。
カレンダーに表示させるためには、カレンダーを表示し下部にある「カレンダー」ボタンをタップします(左図)。次に表示するカレンダーを選択する画面になりますので、今追加した東京地方のカレンダーが照会というセクションに表示されていますので、この行の先頭の○の部分をタップしチェック状態にしてください(中図)。※図ではまだチェックされていません。ここでチェックすると、カレンダーに戻ると先頭に天気と最高気温/最低気温で表示されているのが分かると思います(右図)。
祝日を表示する方法
天気の表示ができたでしょうか。iPhone標準カレンダーに祝日表示することは簡単です。前項で既に目にはいっているかもしれませんが、上記の中図で東京の天気にチェックをいれたと思いますが、その直下に“その他”セクションに「日本の祝日」というカレンダーがありますので、これにチェックを入れるだけで、祝日表示も可能になります。
乗換案内を登録する
出張の際、乗換案内アプリで時刻を検索しますが、この情報をメモするのは非常に大変。iPhone標準カレンダーなら乗換案内アプリで検索した情報をそのままカレンダーに登録することができます。これで出張時のわずらわしさが減ります。では、実際にやってみましょう。
今回は、ジャルダンの乗換案内アプリ(V2.0.6)を利用します。
※アプリ版でないと連携しません。また、Yahoo乗換案内アプリでも同様に可能です。
検索するのは、東京駅から京都駅に新幹線で出張することを仮定してみます。乗換案内アプリを起動し、出発地に東京駅、到着に京都駅を入力しました(左図)。そのまま検索すると乗換時刻が表示されます(中図)。この画面を下方向にスクロールすると、「この経路を共有・登録」というボタンが表示されますので、これをタップ(右図)。
共有メニューが画面下半分に表示されました。このメニュー中に、カレンダーに「登録」というボタンがありますので、これをタップ(左図)。登録内容の確認用の表示がされますので、これでよければ画面右上にある「追加」ボタンをタップ(中図)。画面のように、”カレンダーに登録と無事表示されれば完了です(右図)。
次は、登録された内容をみてみましょう。
登録した日時でカレンダーを表示してみると、以下のように「移動」というタイトルで、乗換案内情報が登録されています(左図)。これをタップすると詳細が表示されます(右図)。
ドラック&ドロップで予定を変更する
iPhone標準カレンダーなら予定の変更も簡単に変更できます。もし日時のみの変更であれば、ドラック&ドロップで予定変更出来ます。この場合は、カレンダーを横表示にして数日分のカレンダーを表示しておく必要があります。変更する予定をタップしたままホールドするとスケジュール枠が選択状態になります。枠の背景色が強調されるとともに右上と左下の対角上に○がつきます。枠が選択状態になったら変更した場所をドラック(指で押したままずりずりと移動)します。
これはわかりずらいと思いしたので、Youtubeの動画(下記)にしました。
予定を1分単位で入力する方法
iPhone標準カレンダーが賢いなぁと思ったうちのひとつがこれです。通常この手のスケジューラは5分単位で入力しますね。でもiPhoneの標準カレンダーは1分単位の入力が可能です。しかも設定でかえるのではなく、入力時のワンタッチでできるのがとてもナイス!です。
切り替えは、下記のように時間をしてするドラム部分(右図の赤枠内付近)をダブるタップ(2回ちょんちょんという感じ)すると表示が5分単位から1分単位に変わります!
標準の5分単位入力(左図)と1分単位(右図)です。
※Googleカレンダーでも5分単位固定(アプリの場合)です。
移動時間を逆算して通知する
前項に続いてのこれもポイントです。スケジュールに忘れがちなのが移動時間です。つい忙しい時に移動時間をわすれて前の予定をぎりぎりまで頑張ってしまうことってありませんか?
そんな時は、次の予定に移動時間を入力しておくと移動時間を逆算して前もって通知で知らせてくれます。もし、5時からの予定で30分の移動時間であれば、4時30分に通知で知らせてくれます。
さらに、スケジュールに場所が指定している場合は、交通手段に応じて現在地から移動時間を計算して入力することもできます。
移動時間の入力画面の例が以下
まず、予定と場所が指定してあることに注意してください。そして画面中程にある移動時間という項目の右端をタップしてください(左図)。現在既に30分と入力されている部分になります。移動時間は直接5分から2時間の時間を指定することもできますが、このように場所が指定されている場合は、現在地からの移動時間が自動で算出されています(右図)。もちろん出発地は現在地以外から選択も可能です。
googleカレンダーと同期する
iPhone標準カレンダーはgoogleカレンダーと同期することが出来ます。正確には、googleカレンダーの予定をiPhoneの標準カレンダー上に表示する機能と、予定を入力する場合に、googleカレンダーを指定できる事です。
Googleカレンダーと同期するには、「設定」 > 「パスワードとアカウント」 > 「アカウント」の追加 でGoogleアカウントが追加してある(中図)こと、およびカレンダーのスライドスイッチがオンになっている(右図)ことが条件です。
googleカレンダーとの同期については、以下の記事がさらに詳細に記述してあります。

各週おきのスケジュールを登録する
番外編としたかったのですが、ちょうど10番目の選出です。各スケジュールでは繰り返しの入力が出来ます。毎日、毎週、毎月、毎年といった入力です。でもiPhone標準カレンダーでは、上記にくわえて1日おきとか3日おきとか各週などという入力の指定も可能です。繰り返しを指定する場合に間隔を入力します。使わないと割り切れば割り切れない事はありませんが、こんな細かい所の気配りがあるのがiPhoneアプリです。
まずは予定入力状態にしてください。
下図にあるように、画面中程の「繰り返し」の右端をタップ(左図)。繰り返しは、画面のとおり「カスタム」を選択してください(中図)。繰り返しの単位に毎週、繰り返しの頻度に2週を設定することで隔週となります(右図)。
以上、いかがでしょうか? 筆者が使ってみてこれはとおもったTipsを10個選んでみました。ではよりよいiPhoneライフを!