ドコモは昨年発表していた料金の引き下げに対応する新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表した。昨年10月に菅官房長官が「4割値下げの余地がある」との発言にいち早く対応したものだ。
今回発表になったのは冒頭に挙げた「ギガホ」「ギガライト」プランの他、データ通信専用の「データプラス」、フィーチャーフォン向けの「ケータイプラン」、キッズケータイ専用の「キッズケータイプラン」もあわせて発表。
最大30Gまで「ギガホ」と段階料金制の「ギガライト」
これまでの料金プランは、音声通話プラン、データ通信定額、インターネット接続のためのspモード料金と分けられていたが、新料金プランはすべてあわせた一括料金表示になった。
「ギガホ」プラン詳細
1ヶ月30Gバイトまでのデータ通信と音声通話がセットになったプラン。月の利用料金は6,980円。音声通話は、追加オプションを選択しない場合は、3秒あたり20円(税込み)の従量制の課金となる。追加オプションには、1回当たり5分以内なら無料となる「5分通話無料オプション」(700円/月)と国内通話かけ放題の「かけ放題オプション」(1,700円/月)が選択できる。いずれも家族間の国内通話は時間にかかわらず無料となる。
データ通信は、30Gバイトの上限到達後もこれまでの128Kbpsから1Mbpsにスピードアップ、多少のオーバーならこれまでよりも快適に使う事が可能。その他のオプションとして、「1G追加オプション」(1,000円)がある。
- 音声通話と1ヶ月最大30Gバイトのデータ通信がセットで月額6,980円
- 上限到達後も1Mbpsで通信可能
- かけ放題/5分以内通話無料オプションのどちらか追加可能
- データ通信の追加は、1Gバイト/1,000円
- テザリング無料
「ギガホライト」の詳細
利用したデータ量に応じた料金設定。1Gバイトまでは2,980円、3Gバイトまでは3,980円、5Gバイトまでは4,980円、7Gバイトまでは5,980円。7Gバイト以上は、従来と同じ128Kbpsに速度制限を実施。通話については、ギガホプランと同様で、20円/30秒の従量課金と、家族間無料、「5分通話オプション」および「かけ放題オプション」が追加可能。
データ通信容量 | 価格 |
~1Gバイト | 2,980円 |
~3Gバイト | 3,980円 |
~5Gバイト | 4,980円 |
~7Gバイト | 5,980円 |
7Gバイト以上 | (128Kbpsに速度制限) |
- 音声通話と利用したデータ量による段階制の料金(月額2,980円~5,980円)
- 上限到達後は128Kbpsで通信可能
- かけ放題/5分以内通話無料オプションのどちらか追加可能
- データ通信の追加は、1Gバイト/1,000円
- テザリング無料
新料金プランの提供
2019年6月1日(土)から提供を開始。従来のプランへの新規契約は5月31日を持って終了となります。
同時に発表されたその他のプラン
「データプラス」は、一人で2台以上お使いの方向けのプランで、月々1,000円の追加で、「ギガホ」または「ギガホライト」のデータ通信が使えるプラン。
「ケータイプラン」は、フィーチャーフォン向けのプランで、100Mバイトのデータ通信(送受信128Kbps)、と音声プションが契約可能。
「キッズケータープラン」は、月々500円で利用可能。
プラン名 | データ容量 | 月額料金(税抜) |
ギガホ | 30GB | 6,980円 |
ギガライト | 1GB~最大7GB | 2,980円~5,980円 |
データプラス | - | 1,000円 |
ケータイプラン | 100MB | 1,200円 |
キッズケータイプラン | - | 500円 |
適用される各種割り引きプラン
みんなドコモ割引
グループ内の家族の数に応じて、自動的に月額料金を割引する。
2回線なら月額500円割引、3回線以上なら月額1,000円割引が適用。
ドコモ光セット割
「ファミリー割引」または「ビジネス通話割引」グループ内に「ドコモ光」のご契約があれば、グループ内の「ギガホ」プランは1,000円割引、ギガホライトプランは、5Gバイト以上なら1000円割引、3Gバイトなら500円割引(1Gバイトは割引対象外)。
すっとドコモ特典
ドコモを長くつかっていただくお客様用に、dポイントクラブステージに応じて、新料金プランご契約者さまの誕生月にdポイントを進呈。
dポイントクラブステージ | 進呈ポイント数 |
---|---|
プラチナ | 3,000pt |
4th | 2,000pt |
3rd | 1,500pt |
2nd | 1,000pt |
1st | 500pt |
はじめてスマホ割
ドコモケータイから「ギガホ」もしくは「ギガライト」にお申込み、または、他社でケータイをご利用のお客さまが「ギガホ」「ギガライト」にお申込みいただくと、最大12か月間月額1,000円の割引。
新料金プランキャンペーン割引
2019年9月30日(月)までの「ギガホ」に加入すると最大6ヶ月間、月額1,000円割引。
新料金プランの加入は誰がお得?
新料金プランはだれがお得になるのだろう。ギガホもギガホライトもベースとなっている料金プランがあります。ギガホは、従来の同じ30Gバイトの「ウルトラデータLLパック」
ギガホライトは、「ベーシックパック」。
ウルトラデータLLパックは9,280円(シンプルプラン+spモード接続料金+データ通信定額料)、ベーシックパックは4,180円(シンプルプラン+spモード接続料金+データ通信~1G)。
料金を比べるまえに!
- ギガホ、ギガホライトは、未使用のデータ通信部分の繰り越しは不可。
- ギガホは、最大30Gギガバイト。
- ギガホライトは、最大7Gバイト(旧ベーシックパックは最大20Gバイト)
- 上限到達後の速度制限はギガホが1Mbps(従来より緩和)、ギガホライトは128Kbps
- 上限到達後のデータ通信分追加は1Gバイトあたり1,000円。
- テザリングは無料
- 以前よりも適用割引プランも増え、割引率もあがった。
プラン変更時の注意事項は?
新料金プラン施行後も、契約中のプランや割引はそのまま継続が可能です。プラン変更することにより割引対象外となるものや解除料が発生することがあるので、注意してください。
終了する割引
・月々サポート
・端末購入サポート
・docomo with
・ドコモ学割
等
特に、docomo withは永年1,500円割引が終了となってしまうので注意しましょう。また、端末購入サポートで機種を購入している場合は、最低使用期間に達しないと解除料が発生します。これも注意してください。
他社の動向は?
ドコモに新料金プランに対して、auやソフトバンクは追随する様子はなく既に分離プランは実施ずみであり追随する様子は今のところありません。