- 初期化しなければならない時
- iOSのバージョンに常に最新に更新される
- 環境
- 事前準備
- クイックスタートとデータ転送
- 2ファクター認証の確認コードはアナログ電話に変更する
- 初期化手順一覧
- その他に必要な予備知識
- 初期化のはじめかた
- iPhoneを初期化をする
- 手順1:こんにちは
- 手順2:言語を選択
- 手順3:国と地域の選択
- 手順4:クイックスタート
- 手順5:文字入力および音声入力の言語
- 手順6:WiFiネットワークとパスワード
- 手順7:アクティベート
- 手順8:データとプライバシー
- 手順9:Face IDの設定
- 手順10:パスコードの入力
- 手順11:APPとデータ
- 手順12:iCloud Idの設定
- 手順13:Apple ID確認コードの入力
- 手順14:利用規約へ同意
- 手順15:バックアップを選択
- 手順16:iPhoneを常に最新の状態
- 手順17:位置情報サービス許可
- 手順18:アップルペイ
- 手順19:Siri
- 手順20:iCloudキーチェーン
- 手順21:iPhone解析
- 手順22:TrueDoneディスプレイ
- 手順23:外観モード
- 手順24:コンテンツ購入のApple IDとパスワード入力
- 手順25:データ復元作業
- 手順26:アップルペイ
- 手順27:ホームに移動
- 手順28:最近使用したAppに切り替える
- 手順30:Siriに頼む
- 手順31:ようこそ
- 初期化後に忘れずにやりたい設定
初期化しなければならない時
例えば、 iPhone を新規に購入した場合まだ中身は工場出荷状態で、自分で初期化を実行しなければならない。 最近 iPhone の調子がどうもおかしい。時々フリーズ状態になってしまう何ていう場合も iPhone の初期化で修復することができる場合もある。これはやってみないとわかんないだけども、近くに Apple Store がないなんていう場合は有効な手段となる。もう一つのケースとして、iPhoneを中古市場に出す場合も、プライバシーのデータ流出を防ぐために iPhone を初期化してから売ることにしましょう。
- 購入直後
- 動作がおかしい
- 中古に出す場合
iOSのバージョンに常に最新に更新される
これまで使っていた iPhone を初期化する場合、必ず iOS のバージョンは最新になるということを理解していなければなりません。たとえバックアップから復元したとしても、 iOS のバージョンだけは最新になってしまいます。
ただし、どうしてもという場合に方法が無いこともありません。下記の記事を参考にしてください。公式にサポートされてませんので、これは自己責任となります。

環境
本手順書は、下記の環境下で作られました。今後のバージョンアップ等で画面などのイメージが異なる場合があります。事前にご了承ください。
iOS13.0
iPhone XR
2019年9月21日作成
事前準備
初期化を実行する前に事前に準備して欲しいものがあります。一つは WiFiネットワークとその接続するためのパスワードです。これはモバイル回線で代用することはできませんので必ず wi-fi ネットワークに接続することになります。二つ目は Apple ID です。もし AppleID がない場合は初期化の途中で新規に作成することはできます。 この二つは必ず必要になりますので事前に準備してください。
- WiFiネットワーク
- Apple ID
すでに WiFi に接続している別の iPhone がある場合は、 WiFi ネットワークのパスワードは不要で、クイックスタートを使って簡単に接続設定することができます。次項をご覧ください。
クイックスタートとデータ転送
iPhone の初期化には「クイックスタート」と「データ転送」と言う二つの機能があり、これらを使うことによって初期化の手順を大幅に省略することが可能です。
「クイックスタート」とは、すでに使っている iPhone を利用して wi-fi 接続と Apple ID の入力設定をコピーする機能です。これを使えば、わざわざ WiFi ネットワークのパスワードを準備しなくてもボタンひとつで接続が完了します。
「データ転送」とは、iCloudバックアップを使わずに iPhone のデータをまるまるコピーするコピーです。 通常 iCloudバックアップには、インストールされているアプリ一覧いや音楽や動画などの購入コンテンツの情報がありこれを利用して iPhone の復元をしますが、音楽や写真などが大量にある場合はそのままコピーできた方が安心です。これも途中のApple ID やパスワードを省略することができ全くの手間いらずです。
クイックスタートを使用するには iOS11以上が必要で、データ転送は12.4以上が必要になります。またデータ転送には Bluetooth が ON であること同一のネットワークに接続されていること、作業中は両方のiPhoneを近接して置くことが条件になります
2ファクター認証の確認コードはアナログ電話に変更する
既存の Apple ID を使って初期化する場合は、2ファクター認証に気を付けなければなりません。 あなたが今使用する AppleID の信頼できる電話番号に実際に音声通話できる固定電話などの別の電話番号が登録されているか確認してください。
2ファクター認証は、パスワードの他に iPhone などの信頼できるデバイスに送信する6桁の確認コードが必要となります。今この iPhone を初期化対象としていますので当然この6桁の確認コードが受け取れないことになります。そこで役に立つのが上記に登録した音声通話のできる固定電話なのです。 アップルの2ファクター認証は、6桁の確認コードを音声で知らせてくれるので普通の電話でも可能なのです。
早速 デットロック状態にならないように 音声電話を登録しましょう。
結構、これ大事です!
初期化手順一覧
下記にiOS13の場合の初期化手順一覧を表にまとめました。またこの表には、上記のクイックスタート機能を使った場合とデータ転送機能を使った場合に省略できる手順もまとめています。両機能とも使った場合は、全部で31ni手順のうち重要なもの(必須欄に◎をつけたもの)は11手順のみで完了します。
iOS13初期化手順一覧
No. | 必須 | すべてマニュアルでやった場合 | クイックスタートを利用 | データ転送を利用 |
1 | ◎ | こんにちは | ||
2 | ◎ | 言語選択 | ○ | |
3 | ◎ | 国、地域の選択 | ○ | |
4 | ◎ | クイックスタート | ○ | |
5 | ◎ | 文字入力および音声入力の言語 | 他のiPhoneのパスワード入力 | |
6 | WiFiネットワークを選択 | ↓ | ||
7 | アクティベート | ↓ | ||
8 | データとプライバシー | ↓ | ||
9 | Face IDの設定 | ○ | ||
10 | ◎ | パスコード入力 | データ転送の種類を選択 | |
11 | ◎ | Appとデータ | ↓ | |
12 | iCloud Idの設定 | ↓ | ||
13 | Apple ID確認コード | ↓ | ||
14 | 利用規約へ同意 | ○ | ||
15 | ◎ | バックアップ | ↓ | |
16 | iPhoneを常に最新の状態 | ↓ | ||
17 | 位置情報サービス許可 | 他のiPhoneからの設定 | ||
18 | ◎ | アップルペイ | ↓ | |
19 | Siri | |||
20 | iCloudキーチェーン | ↓ | ||
21 | iPhone解析 | ○ | ||
22 | ◎ | TrueDoneディスプレイ | ○ | |
23 | 外観モード | ↓ | ||
24 | ◎ | コンテンツ購入のApple IDとパスワード入力 | ↓ | |
25 | ◎ | データ復元作業 | ○ | |
26 | ○ | アップルペイ | ||
27 | ○ | ホームに移動 | ||
28 | ○ | 最近使用したAppに切り替える | ||
29 | ○ | コントロールに素早くアクセス | ||
30 | ○ | Siriに頼む | ||
31 | ○ | ようこそ |
その他に必要な予備知識
電源投入ボタン操作
最近は、ホームボタンのないiPhoneがあり、iPhoneの機種によりボタンやその位置がことなっています。電源投入についても以下のようにお持ちのiPhoneにあったものでやって見てください。
【iPhone5sの場合】
初期設定を始めるにはまずiPhoneの電源を入れなければなりません。iPhoneを初めて購入した方はわかりにくいかも知れません。iPhoneの電源を入れるには、下記の図の位置にある脇のスリープボタンを長押しします。スリープボタンを押しっぱなしにして次に図示したリンゴマークが表示されるまで押し続けます。iPhone5sは、本体上部にあります。
【iPhone8までの機種】
スリープボタンを長押しして電源を入れるのは同じですが、スリープボタンは本体右側に移動しています。
【iPhoneX以降のホームボタンのない機種】
サイドボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)を、Apple ロゴが表示されるまで、押し続けます。
途中で初期化をやめる場合
途中で初期化をやり直したい場合には、iPhone XRの場合サイドバーを長押しすると中断することができます。表示されたメニューに“やり直す”というオプションがあります。
それでは、実際に初期化をやってみよう!
初期化のはじめかた
iPhoneの初期化をはじめるには、iPhoneのホーム画面より設定アイコンをタップし”すべてのコンテンツと設定を消去メニュー”を実行します。このメニューは、
にあります。iPhoneを初期化をする
この章では実際に iPhone の初期化をやってみます。電池した通り対象の iPhone は iPhone XR で iOS は13となります。それぞれの手順番号は上記に示した一覧を参照してください。
手順1:こんにちは
この画面はiPhone起動後のアップルマーク表示後に最初に表示される画面で、日本語の他複数の言語で、“こんにちは”と表示します。次に進めるためには画面下端にある ”上にスワイプして開く”をタップします。
手順2:言語を選択
“日本語”を選んでください。
手順3:国と地域の選択
“国と地域の選択”では、一番上の日本を選びます。
手順4:クイックスタート
クイックスタートは手元に以前のiPhoneを持っている場合で、このiPhoneの設定を移すことができる場合に使用します。つまり、WiFi接続設定をそのまま使う場合。Apple IDのアカウントもそのまま使う場合です。
このクィックスタートを使用しない場合は、画面下端にある“手動で設定”を選択します。もし、クイックスタートを使用する場合は、手順9まで手順を飛ばすことが出来ます。
手順5:文字入力および音声入力の言語
クイックスタートした場合には省略される。特に設定を変更する必要はありません。
手順6:WiFiネットワークとパスワード
クイックスタートした場合には省略される。iPhoneのアクティベートや初期設定に使われるネットワーク接続を指定する。接続用のパスワードも必要になるので準備しておいてください。
モバイル通信回線を使用というオプションは、プロファイルなどでapn設定が必要な格安SIMなどでは利用できません。ご家庭用のWiFi環境に接続してください。
手順7:アクティベート
クイックスタートした場合には省略される。アップルと通信してiPhoneをアクティベートします。紛失などの届け出をするとそのiPhoneではアクティベートできないので、先に進むことができません。
手順8:データとプライバシー
クイックスタートした場合には省略される。プライバシー警告のための表示がなされるだけで特に読む必要もなにもないので、“続ける”を無条件にタップしてスルーしてください。
手順9:Face IDの設定
Face IDやTouch IDなどの生体認証の設定を行います。Face IDは自分の顔を登録し、Touch IDの場合は、複数の指の登録ができます。
手順10:パスコードの入力
クイックスタートした場合には省略される。画面ロックを解除するための6桁の数字を入力する。画面下の方にある“パスコードオプション”を使用すると桁数を増やしたり、英数混じりのパスコードの使用も可能になります。
手順11:APPとデータ
データの復元方法を指定する。最初に購入したり売買など工場出荷状態に戻したい場合は最後にある“Appとデータを復元しない”を選択する。バックアップがある場合は、“iCloudバックアップからの復元“を選びましょう。”MacやPCからの復元“は、iTunesで本体のバックアップがある場合に使用します。
また、Androidからデータを転送する場合は、“Androidからのデータ移行”を指定します。Androidからのデータ移行については、別の詳しいサイトを紹介します。そちらでご覧になってください。
アップルの移行アプリ「Move to iOS」を活用する手順12:iCloud Idの設定
“データを転送”を使う場合は省略可能。iCloudを使う場合のApple IDを入力する。”データを転送“の場合は、元のiPhoneで使用していたApple IDをそのまま使用します。
手順13:Apple ID確認コードの入力
“データを転送”を使う場合は省略可能。2ファクター認証のための確認コードを入力します。2ファクター認証は解除することはできないので、必ず6桁を確認コードを受け取って入力する必要があります。※対策方法は、前期“Apple ID と2ファクター認証”項を参照してください。
手順14:利用規約へ同意
アップルに利用規約が表示されます。右下の“同意する”を選んで次に進みます。
手順15:バックアップを選択
“データを転送”を使う場合は省略可能。iCloudバックアップからの復元を選んだ場合は、どのバックアップにするか選択します。
手順16:iPhoneを常に最新の状態
“データを転送”を使う場合は省略可能。特になにも無いので、“続ける”を選んでスルーする。
手順17:位置情報サービス許可
“データを転送”を使う場合は省略可能。今や、さまざまな情報をiPhoneのGPSの位置情報を利用して自動的に配信してくれるので、プライバシーが心配ですが、ここは黙って“位置情報サービスをオンにする”を選んでください。
手順18:アップルペイ
“データを転送”を使う場合は省略可能。アップルペイにクレジットカードやSuikaかーど を登録しておくと、JRの改札口もiPhoneをかざすだけで通ることができます。そのための設定ですが、後から設定できますので、特に問題がなければあとで“Walletをセットアップする”を選んで処理をスルーします。
手順19:Siri
Siriのセットアップをします。これもあとから設定可能ですので“あとで設定からセットアップ”を選んで処理をするーします。
手順20:iCloudキーチェーン
“データを転送”を使う場合は省略可能。iCloudキーチェーンは、複数のアップルデバイス間でパスワードを共有するための
機能ですが、これも後から設定可能です。“iCloudキーチェーンを使用しない”を選んで処理をスルーします。
手順21:iPhone解析
iPhone解析は不具合をおこした時にアップルへのバグ情報の送信に使います。無駄な通信を省くため、“共有しない”を選んで送信しないようにします。
手順22:TrueDoneディスプレイ
Truetoneは環境光に色合いを合わせる機能で、目の疲れを軽減させてくれます。搭載機種では、そのまま“続ける”を選んでください。
手順23:外観モード
“データを転送”を使う場合は省略可能。ここでダークモードの選択をします。
手順24:コンテンツ購入のApple IDとパスワード入力
“データを転送”を使う場合は省略可能。バックアップにコンテンツ購入に使用した他のApple IDがある場合、パスワードを入力を求められます。
手順25:データ復元作業
ここで実際のデータ復元が行われます。画面の例はiCloudバックアップから復元が完了したものです。
手順26:アップルペイ
しつこいですが、2度目のアップルペイの設定です。同じように“あとでWalletをセットアップ”を選びます。
この後はチュートリアルです。すべてスルーしてかまいません。
手順27:ホームに移動
手順28:最近使用したAppに切り替える
手順29:コントロールに素早くアクセス
手順30:Siriに頼む
手順31:ようこそ
ようこその画面が表示されたら、画面最下部より指でスワップすると、見慣れたホーム画面が表示されます。
初期化後に忘れずにやりたい設定
これで、すべての初期化が終了したと思いますが、まだ単にiPhoneが動いただけで、たとえば格安SIMをインターネットに接続することはまだできません。そして、また紛失した場合の万が一の設定もまだ足りません。以下の設定を忘れずにおこないましょう。
格安SIMをインターネットに接続する方法
格安SIMの場合、apn設定といって接続情報を登録しないとインターネットに接続できません。メーカーによって多少の違いはあるかと思いますが、筆者の場合、ビックローブの格安SIMを使っていますので、ビックローブの指定サイトにいってプロファイルをダウンロードしこれをインストールすると接続の設定は完了します。
プロファイルをダウンロード
プロファイルのダウンロードは、https://0962.jp/d01/にアクセスし、以下のダイアログで許可をタップするとダウンロードすることが出来ます。
プロファイルをインストール
これはiPhoneの設定画面よりおこないます。
> → > とたどり、これをタップし、右上のインストールボタンをタップします。途中、パスコードを要求された場合は、画面ロック解除のパスワードを入力します。最後の位置情報を送信
iPhoneはバッテリーがなくなってシャットダウンする前に、最後の位置情報を送信することができます。これは万が一紛失して充電できない場合に、どこにあったか確認できます。たぶん、デフォルトでオンになっていると思いますが、念のため確認しておきましょう。
これも、オン(緑色)になっていればOKです。
> > > から下記画面のように、最後の位置情報を送信がそのほか、上記手順の中で省略したFace IDの設定、Siriの設定の他、おやすみモードの設定なんかもやっておくと、十分に使えるようになると思います。
以上
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