12月12日、Googleは「Android」および「iOS」搭載スマートフォンにリアルタイム翻訳機能の提供を開始したと発表。これでスマートフォンを持っていれば、外国人との会話も通訳出来るようになり、コミュニケーションが広がります。
Googleアシスタントアプリで対応
Googleの通訳機能は、AndroidもiPhoneとも「Googleアシスタント」を起動し、通訳モードをオンにします。iPhoneの場合でも、Googleアシスタントを起動していればSiriを介さずに音声でコントロールすることも出来ます。オーケーGoogleというウェイクワードに続けて下記の例のように話しかけます。
例えば、
- イタリア語の通訳して
- スペイン語を話すのを手伝って
- ポーランド語からオランダ語に通訳して
- 中国語の通訳
- 通訳モードをオンにして
とはなしかけるだけで通訳してくれます。
通訳した会話は、そのまま音声で発声してくれるのでそのまま相手に聞いてもらうことも、また、テキストとしても表示されるのでそのまま見てもらうことでもできます。
通訳可能な外国語は44カ国語
現在通訳が可能なのは、44カ国語で下記の言語を相互に通訳できます。
- アラビア語
- ベンガル語
- ビルマ語
- カンボジア語(クメール語)
- チェコ語
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語
- エストニア語
- フィリピン語(タガログ語)
- フィンランド語
- フランス語
- ドイツ語
- ギリシャ語
- グジャラト語
- ヒンディー語
- ハンガリー語
- インドネシア語
- イタリア語
- 日本語
- ジャワ語
- カンナダ語
- 韓国語
- マラヤーラム語
- マラーティー語
- ネパール語
- 北京語
- ノルウェー語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ルーマニア語
- ロシア語
- シンハラ語
- スロバキア語
- スペイン語
- スーダン語
- スウェーデン語
- タミル語
- テルグ語
- タイ語
- トルコ語
- ウクライナ語
- ウルドゥ語
- ベトナム語
通訳モードを終了する場合
通訳モードを終了する場合は、下記のように呼びかけます。
- 停止して
- やめて
- 終了して
通訳モードの切り替え
“通訳して〜”など通訳モードにすると実際には、自動/手動/キーボードの切り替えができます。

自動
会話をするときには、話者の言語を自動的に判断して翻訳する。交互に話す場合には便利です。
手動
話者を手動で選んでから変換するので、言語のミスマッチがなくなる。話者によっては正しく判断出来ずに変な変換を防ぐことができます。日本語、英語間で手動を選んだ場合は、下記のような画面表示になる。

キーボード
話者が話すのが難しい場合やうまく変換できない場合、キーボードを使ってテキストを入力しこれを翻訳することも可能です。ただ、日本語キーボードだけではなく相手言語のキーボードを用意しておく必要がある。

通訳と翻訳に注意!
Googleアシスタントは通訳をします。Googleアシスタントに“〜翻訳して”と頼むと
まずGoogle翻訳アプリをインストールしてください
と注意される。Googleアシスタントの場合は“〜通訳して”と頼まなければならない。
以上