外出している時、iPhoneのバッテリーが少なくなると急に心細くなります。またそういう時に限って近くにコンセントがない。そんな時は低電力モードにして急場をしのぎましょう。
iPhoneのバッテリーを節約するには、「低電力モード」が使えます。低電力モードにすると約20%〜30%程度消費電力を抑えることができ、状況で変わりますが1時間程度は延長できます。
低電力モードと影響
「低電力モード」は、iOS9以降を搭載したiPhoneで利用可能です。低電力モードにするといくつかの利用制限することによりバッテリーの消費をおさえます。どういった機能が制限されるかは、以下の通りです。
- CPUが遅くなる
- 30秒で自動ロックする
- メールの自動受信をしない
- アプリの自動更新をしない
- アプリの自動ダウンロードをしない
- 一部のビジュアルエフェクトを制限
- 「Hey Siri」(ヘイシリ)に反応しない
- iCloudフォトライブラリーが」一時停止する
上記は、影響が大きい順に列挙。
CPUが遅くなる – 通常の40%程度のスピードで実行するようになり、画面がかくかくしたりもっさりとした感じが出るかもしれません。ただゲームとか動画を見る場合などのCPUパワーに依存したアプリのみで、文書を読んだり何か手入力するような作業では、ほとんど感じることはないと思います。
30秒で自動ロック – 何もしていないと30秒で画面が暗く(画面ロック)なります。画面ロックするまでの時間は設定することができますが、普通でも1分以上で設定していると思いますので、30秒というのはかなり早いかも知れません。結構これは効きますね。
メールの自動受信 – メールが届くとポーンとアラームが鳴ってメール受信したことがわかりますが、低電力モードの場合は自動受信しないので、仕事とかで使っている場合は影響するかも知れません。ただメールアプリを起動すれば手動で受信は可能です。
アプリの自動更新やダウンロードしない − 外出中はあまり影響しない項目です。
iPhoneのビジュアル効果とは、おもに壁紙を立体的に見せる視差効果のことです。iPhoneを動かすと微妙に壁紙を動かして立体的に見せていますが、普段から使っていない方がおおくたいした問題にはならないでしょう。
ヘイシリ – シリを呼び出すウェイクワードですが、外で使っている人を見たことがありません。
iCloudライブラリーの制限 − 写真や動画を撮るとiCloud上にバックアップされますが、低電力モード中は保留されます。
だいたいこういった制限が入りますが、低電力モードはほぼ問題のないレベル。バッテリーがなくなって警告が出た場合は迷わずオンにしています。
低電力モードとオンとオフ
通常は、バッテリーが20%以下になる時、下記のような警告が表示されて低電力モードにします。
その他に、20%以下にならなくても、設定画面から手動で低電力モードをオンやオフにすることができます。
iPhoneホーム画面から上記の設定アイコンをタップし、設定→バッテリー→オンに
と設定してください。
オンにする場合は、右図のように低電力モード右端のスライドスイッチをオン(青色)に、 オフにする場合は、スライドスイッチをオフ(白)にしてください。
低電力モードに設定されている場合は、iPhoneの最上部のステータスバーにバッテリーアイコンが黄色で表示されます。

80%で自動解除
iPhoneをコンセントにつないで充電すると、80%以上になると低電力モードは自動解除され、バッテリーアイコンも通常の緑で表示されます。
バッテリーのパーセント表示
通常バッテリーの残量はパーセント表示されていませんが、画面上部右上端から下にフリックしてコントロールセンターを呼び出すとバッテリーの残量をパーセントで確認することができます。
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