iPhoneカスタマイズ、だれでも最初にやるのが壁紙を変えること。次は着信音でも変えてみる? どうせなら好きな曲から着信音を作れたらとか自分の子供の声を着信音にしたらとか、この記事をみればできます。参考にしてください。
無料でiPhoneの着信音を変える
iPhoneの着信音を変える。もちろん出来ます。しかも、無料で出来ます。
着信音を変えるには以下のような方法があります。
- 着信音アプリを利用する
- 着信音サイトを利用する
- 自分で作成する
一番簡単にやる方法は、着信音アプリを使うことですが、ほとんど有料だということです。次に着信音を無料配布しているサイトを使うことも出来ますが、着信音をダウンロードしても直接iPhoneの着信音に設定できません。GarageBand(標準アプリ)等を介して着信音に設定することはできます。
着信音は英語では「ringtone」といいます。もし着信音サイトを検索する場合は、Googleで”iphone 着信音 サイト”とか“iPhone ringtone”とかで探してみてください。
本記事で紹介する方法は、パソコンからiTunesソフト(以下、iphoneアプリのiTunesと区別するため、ディスクトップiTunesと言う)を使うことです。ちょっと敷居が高いかも知れませんが、作業手順さえ覚えられればそんなに難しいことはないと思います。
ディスクトップiTunesであれば、CDから録音した好きな歌手の好きな曲を着信音にすることもできます。また、子供が生まれたばかりであればベビーの泣き声で着信音を作ることもできます。さらに、上記着信音サイトからダウンロードしたm4rファイルを着信音にできます。おもしろい使い方として、無音の着信音をダウンロードして特定の人だけ電話を鳴らないようにできます。
すべて無料で出来ます。
ディスクトップiTunsのインストール
まず、パソコンでiTunesを下記のサイトからダウンロード注1し,インストールします。
iTunesダウンロードが出来たら、ファイルを実行してインストールを完了してください。
作業概要
これからやる作業の概要は、まず素材としてCD楽曲か自分で音源を準備、iTunesに取り込んでおいてください。以下に紹介する方法で好きな部分の40秒間をクリップ(切り取り)し、iPhoneに着信音として転送します。
手順)
- 素材をiTunesに登録
- 素材から着信音にする40秒間をクリップ
- iPhoneを同期し、着信音に設定
オリジナル着信音を作る
以下に紹介するスクリーンショット画像が見にくい場合は、すべてクリックすると大きな画像として見ることが出来ます。お試しください!
着信音の音質を設定
着信音の実際の作業に入る前に、準備として着信音の音質を決めるサンプリングレートを128kbps(高音質)に設定します。これは、itunesのメインメニューの
→ → からおこないます。以下の画面にならって設定画面を表示させてください。
設定画面は表示できましたか? iTunesの設定画面は、一般、再生、共有(以下省略)と8つのタブメニューが並んでいますが、一番左端の一般(下図では①の部分)を選んで、次に読み込み設定(下図では②の部分)がボタンとなっていますので、これをクリックしてください。

画面が変わり、赤枠の内容のとおり「高音質(128kbps)」に設定してください。

これで高音質の設定は以上です。 別にこの設定をまちがったとしても、着信音は作れますのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
着信音部分をクリップして作成する
さて、ここから着信音本体ファイルを作っていきます。 まず、iTunesは、画面中央からライブラリタブを選択(以下画像の①部分)、次に画面左上にあるiPhoneのアイコンの左側のコンボボックスから「ミュージック」を選択(画像②部分)。一覧表示されたミュージックからベースとなる音楽を選びます(画像③部分)。

- ライブラリを選択
- ミュージックを選択
- 素材(楽曲)を選択
- 素材の右クリックから「曲の情報」を選択
今回は、葉加瀬太郎の情熱大陸を選んでみました。これをマウスで右クリックし、表示されたポップアップメニューから「曲の情報」を選んでください
以下のように曲情報画面が表示されたら、ここで、タブメニューから「オプション」(画像①部分)を選び、次に「開始」と「終了」の時間を入力(画像②部分)します。開始は先頭でなくても途中からでかまいませんが、終了の時間は、iPhoneの着信音の長さ40秒以内に設定してください。時間の設定がおわったら、画面下側にあるOKボタンで設定を終了してください。

次は、今指定した区間の音楽をクリップしてAACバージョン形式でファイルに吐き出させます。作業は、図にあるように
→ → を作成の順番にマウスで選択していきます。
すると、iTuesのミュージック一覧に以下の通り新規に作成されたAACバージョン形式でファイルバージョンファイルが追加表示されます。この際ファイル名が一緒なのでわかりにくいかもしれませんが、時間のところで区別することが出来ます。
新規作成された音楽ファイルの上で、マウスの右クリックをするとご覧のとおり「Windowsエクスプローラで表示」というメニューを選択してください。

エクスプローラが起動して、iTunesと同じような形式でファイルが表示されますので、これをもう一度右クリックして名前変更というメニューで、ファイル拡張子をm4aからm4rに変更してください。これで着信音ファイルができました。

さぁまもなく終了です。
今、拡張子をm4rにした着信音ファイルをiPhoneの着信音に転送します。まず、対象のiPhoneをパソコンを接続し、左部分に表示されたデバイスから着信音を探し(画像①部分)これをタップして中央に中身を開いてください。もし既に着信音があればココに表示されます。
もう一度、先ほどのエクスプローラをクリックし並べて表示し、m4r着信音ファイルをドラックし、デバイスの着信音の中身にドロップしてコピーください。

iPhoneと同期、着信音に設定する
まだあなたのデバイスはパソコンとつながっています。画面上部にあるメインメニューから
→ → とクリックし、iPhoneに同期転送が終了するのを待ってください。無事終了すると、以下のようにチェックマーク(画像右図)をつければ無事着信音に設定完了です。
とメニューを選択し、今転送した情熱大陸をタップし、先頭に
鳴り分けも可能
掛かってきた電話の相手により鳴り分けをすることも可能です。連絡先を開いて、設定した相手の編集画面から着信を変更してください。

注1:windows10パソコンを使用し、itunesのバージョンは最新12.11.0.26です。